環太平洋大学 通信教育課程 「D7017A 教育相談の理解[T](中等用)」第二課題の合格レポートとなります。
選択テーマ「不登校」
※あくまで参考資料として活用ください。
課題内容
『テキストの第4〜9講からテーマを一つ取り上げ,その問題の実態と具体的対応,その際の留意点について1800〜2000字程度で述べなさい』
選択テーマ【不登校】
1960 年代、不登校は「学校恐怖症」と呼ばれていた。しかし、神経症の一種である恐怖
症とすることへのためらいと、不登校の人数の増加により、1970 年代から 80 年代にかけて
「登校拒否」という名称が一般化された。しかし、学校へ行きたくてもいけない児童・生
徒は登校を拒否しているわけではないため「拒否」という言葉が必ずしも適切ではないの
ではないかという指摘がなされた。そこで、1980 年代後半から小児科医などが「不登校」
の用語を使用するようになり、徐々に定着していった。
文部科学省の不登校の定義※①によると、不登校とは「何らかの心理的、情緒的、身体
的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあ
るために年間 30 日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」で
ある。
文部科学省の最新の統計※②によると、平成 30 年度の小・中学校の不登校児童生徒数は、
164,528 人(前年度 144,031 人)であり、学校種別に見ると、小学校 44,841 人で、中学校
119,678 人である。また、...