明星大学通信教育学部 2020年入学 PA3140 教育相談の基礎と方法 一単位目
課題
1、カウンセラーの行うカウンセリングと比較しながら、教師の行う教育相談の目的・内容・特徴を整理しなさい。3種類の教育相談の違いについても言及すること。
2、子どもを発達的な視点から理解するとはどういうことか、および、子どもの問題行動の捉え方の2点について整理して述べなさい。
です。一発合格ですので内容問題ないと思います。ぜひ参考にしていただければと思います。
① カウンセラーの行うカウンセリングと教育相談には様々な違いがある。教室とは別の枠組みの中で専門性を有する者が心理臨床的技法によって行うカウンセリングに対して、教育相談は学校教育のあらゆる場面において全ての教職員によって日常の中で行われる指導や、カウンセリングマインドを活かした教育実践の一つである。対象者にも違いがある。心の問題を抱える児童とその保護者を対象として行われるのに対し、教育相談は全ての児童生徒とその保護者を対象としている。これらの違いを活かしながら、全く別の職業であるカウンセラーと連携を図り、教師が主体となって進められる。また、教育相談は「生徒指導の一環として位置付けられるものであり、その中心的な役割を担う」ものと考えられており、子どもの発達支援を目的として生徒指導とも補い合っている。
日本学校教育相談学会によれば、教育相談には「開発的教育相談」「予防的教育相談」「問題解決的教育相談」の3つの機能があるとされている。開発的教育相談は、主に教師によって全ての子どもたちに対して行われる。危機や困難な状況に陥った時、そこから回復するための底力ともいうべき子ども自身の強みや心の弾力...