レポート作成の参考になれば幸いです。(3500字程度)
佛教大学 W0360(認定科目名:精神科リハビリテーション学)
【参考文献】
「精神保健福祉の理論と相談援助の展開I(新・精神保健福祉士養成講座〔第2版〕;4)」
日本精神保健福祉士養成校協会 中央法規出版
「精神保健福祉の理論と相談援助の展開II(新・精神保健福祉士養成講座〔第2版〕;5)」
日本精神保健福祉士養成校協会 中央法規出版
障害者リハビリテーションの理念形成の経過をノーマライゼーション(1959)、障害者の権利宣言(1975)、QOL、IL運動(1970)、ADA、ICF(2005)、障害者権利条約,障害者差別解消法などと関連させて述べなさい。
リハビリテーションの語源は、ラテン語でのre(再び) habilis(適した)ation(する)からなる合成語であり、「再び適した状態にする」と意味する。この「再び適合した状態にする」という言葉の根底には、単に喪失した機能を回復することのみを目的とするのではなく、その人が再び人間らしく生きる権利を回復する、すなわち全人間的復権の思想がある。
リハビリテーションという言葉は本来「権利の回復」「名誉の回復」など様々な意味で使用されてきたが、現在は、医療分野や障害者に関する言葉として広く浸透している。
本稿では、障害者に関してのリハビリテーションの理念形成の経過について、精神障害者に着目しながら述べていこうと思う。
リハビリテーションは、障害者福祉の思想や運動、実践の進展により、人間らしく生きる権利、すなわち全人間的復権を目指す技術的、社会的、政策的体系へと発...