この課題は、選択した、評論文と論絶文について、先ず、深く教材研究をする必要があります。理由としては、評論、詩歌すべての内容においてかなり深い意味を持っているからです。(特に詩歌については、『死生観』が問われる作品が多いです。)従って、教科書のみの学習では困難であり、レポート作成において、時間を要します。
そこで、今回、私は、1単位目では、小林秀雄の『無常ということ』、2単位目では吉野弘の『I was born』を選択し、授業計画を立てていきました。
また、この回答は、参考文献も含め、特に教育実習時の指導案の各項目の細やかな作成や実習日誌等に役立つ内容としています。どうか、お忙しい学生さんのお役に立てれば幸いです。
1単位目 課題.
科目の学習指導要点事項の1~4(評論編)の中から一篇を選び、「あなたの授業計画」を述べなさい。
2単位目 課題
科目の学習指導要点事項の5~8(詩歌編)の中から一篇を選び、「あなたの授業計画」を述べなさい。
明星(通信)☆国語科教育法③ 1・2単位目セット☆2021合格レポート
課題 1単位目
科目の学習指導要点事項の1~4(評論編)の中から一篇を選び、「あなたの授業計画」を述べなさい。
講評
合格とします
1 小林秀雄の『無常であること』を選択した。この教材は、高等学校の第3学年の2学期、すなわち、高等教育の終盤に、生徒たちが触れる教材となる。これをどう読むかということは、もしかすると彼らの高校時代と教材との関わりを左右することになるかもしれない重要な意味を持つと捉えた。従って、この単元では、全文の構成を念頭に置きながら、筆者の言う「無常」 と、それに対する「常なるもの」とがどのようなことなのか考えることを目標として授業を行う。
では、「無常であること」には何が描かれているのだろうか。作者は、比叡山で、突然『一言芳談抄』が心に浮かんだ時、自分が生きている証拠が充満した時間を感じていた。『一言芳談抄』が『徒然草』と比べて遜色がないとか美学とかとは別の物であり、いわば、『無常』ではなく『常なるもの』であった。魅力ある「新しい見方や解釈」は「無序」である。それに対して、動かし難い『歴史』...