<課題>
1. ことばとコミュニケーションの発達について述べなさい。
2. 親子関係の発生から集団の中で人との関わりを広げ、他者を理解し自己を形成していく道筋について述べ、保育・教育の果たす役割を説明しなさい。
<講評>
おおむね理解して記述されていると思います。
<引用・参考文献>
『子どもの発達心理学』高橋道子、藤崎眞知代、仲真紀子、野田幸江著(新曜社、1993)
『現代心理学入門2 発達心理学』無藤隆、久保ゆかり、遠藤利彦著(岩波書店、1995)
『よくわかる発達心理学』無藤隆、岡本祐子、大坪治彦編著(ミネルヴァ書房、2009)
『まなざしの誕生 赤ちゃん学革命』下條伸輔著(新曜社、2006)
2021年度 明星大学通信教育学部 発達心理学 2単位目の合格レポートです。
PA1070 発達心理学 2単位目
<課題>
1. ことばとコミュニケーションの発達について述べなさい。
2. 親子関係の発生から集団の中で人との関わりを広げ、他者を理解し自己を形成していく道筋について述べ、保育・教育の果たす役割を説明しなさい。
1. 言葉は子供の全体的な発達の中から生み出されてくる。そして、言葉が組織的に獲得されてくると、その言葉が子供の様々な側面へ大きな影響力を持つようになる。それは、生活を言語化し、対人関係の構築や情緒の分化、知識形成に参加してくる。つまり、言葉は発達のなかから生まれ、さらにその発達を大きく変えていく。以上のことを踏まえて、言葉とコミュニケーションの発達について論述する。
言葉の機能には伝達機能、思考機能、行動調整機能の3つあり、言葉の最大の機能はそれを介して意思疎通を図ることにある。その手段は成長に従い、泣き声→叫喚音→喃語→語彙と変化していく。人間は生後1ヶ月頃になると発声をし始め、半年近くになると反復喃語が盛んになる。言葉を持たない乳児期では、主に情緒で親とコミュニケーションを取ろうとする。例えば、お腹が空いたり、オムツが汚れて気持ちが...