課題2「日本における預金取扱(金融)機関には、株式会社組織である信用金庫や信用組合がある。これらの相違点や特徴丸写しはさけて、参考にされ、学習に役立てたりしていただければと思います。、および存在理由を具体的に述べなさい」
預金取扱金融機関には、株式会社組織である銀行と協同組織金融機関である信用金庫や信用組合、農業協同組合や労働金庫等がある。
双方が共通して持つ機能として、「信用創造機能」と「情報生産機能」がある。
信用創造機能とは、金融機関が貸出をした場合、借手の預金口座の残高が増加し、預金通貨が新たに発行される。これらを繰り返すと金融機関の預金残高は増加し、それらをまた貸出に回し結果的に金融機関の預金残高が増えていくことをいう。
信用創造機能面から見ると、銀行と協同組織金融機関との大きな相違点はないと考えられる。
次に、情報生産機能面から見ることとする。
情報生産機能とは、金融機関が取引企業の決済口座の動きや貸手企業の決算書類や財務諸表などの情報から取引の信用状態を伺い知ることが出来る機能をいう。
情報の中には、これらのディスクローズされる「ハード情報」とは別に、経営者の能力や人柄、社員の資質や技術力、開発力、さらにその企業の地域での評判や風評などの数値に表れない「ソフト情報」もある。
この情報生産機能で見ると、銀行と協同組織金融機関とでは、得られる情報(特にソフト情報)の量は、異なると考...