児童の社会的養護、子どもの自立支援において求められることについて

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    第2課題 第1設題

    社会的擁護とは、「保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当ではない児童や、公的責任で社会的に養育し保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことである(児童家庭福祉論第2版、立花直樹ほか、ミネルヴァ出版、2020年2月、157頁)」とされている。児童養護施設等の施設や里親等委託、ファミリーホームで社会的養護に基づく家庭支援が行われる。
    2019年1月に発表された厚生労働省の資料によれば、その対象児童は、約4万5000人に及ぶ。特に、児童虐待の増加に伴い、虐待による措置対象が増加傾向にある。社会的養護の量・質ともに拡充が求められている。
    社会的養護の基本理念は、社会的養護関連施設の代表的な施設である児童養護施設では、「子どもの最善の利益のために」、「すべての子どもを社会全体で育む」の2つが掲げられている。テキストの3子ども家庭福祉論第2版によれば、これが広い意味でのわが国の社会的養護の援助観になるとしている。
    同テキストによれば、運営指針において、社会的養護の原理として、家庭的養護と個別化、発達の保障と自立支援、回復をめざした支援、家庭との...

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