【概要】
2018年度 東京福祉大学 4064 特別活動の指導法のA(100~90点)判定レポートです。
【レポート設題】
特別活動の歴史からみた特質について、小学校、中学校いずれかについてその変遷を概観するとともに、平成29年改訂学習指導要領の特別活動に関する「改訂の要点」を述べよ。
【分量】
3026字(指定レポート用紙8枚弱)+参考文献
【評価担当教員からの所見(一部抜粋)】
設題に対して4項目立てにより、分かりやすくまとめられています。
特別活動の歴史(特質)や、平成29年3月告示の学習指導要領における特別活動に関する改訂の要点について、学級活動、児童会活動、クラブ活動、学校行事など、それぞれについて適切な解答です。
レポート作成の参考になれば幸いです。
「特別活動の歴史からみた特質について、小学校、中学校いずれかについてその変遷を概観するとともに、平成29年改訂学習指導要領の特別活動に関する「改訂の要点」を述べよ。」
1.はじめに
『小学校学習指導要領解説 特別指導編』(平成29年告示)によると、「特別活動は、集団活動や体験的な活動を通して、多様な他者と人間関係を築き、協働して学級や学校文化の創造に参画する教育活動であり、人間関係形成や社会参画に資する力を育むことを目指すものである。また,その活動を通して,自分自身と他者とを共に尊重し,夢や希望をもって生きる自己実現の力を育むことが期待されている。このような資質・能力は,学校の教育活動全体を通して育成されるものであるが,特に,学校における様々な集団活動や体験的な活動を通して,児童の人間形成を統合的に図ることを特質とする特別活動は,大きな役割を担うものである。」と示されている。特別活動の持つこのような特質は、昭和22年の最初の学習指導要領(思案)で設けられた、今日の特別活動の前進と言われる「自由研究」に端を発し、時代に合わせて、その中身を発展、充実化しながら、辿りついたものと言えるであ...