日大通信 商法Ⅰ 2019~22年度 課題1の合格リポートです。
丸写しなどは避けて、あくまで参考程度とし、ご使用は自己責任でお願いいたします。リポート作成、がんばってください
【日大通信】商法Ⅰ(K30500)課題1 合格リポート【2019~2022年度】
〈課題〉
消費者保護という観点からみた名板貸責任について説明しなさい。
〈ポイント〉
①名板貸責任とは、元来どのような責任か
②最高判所平成7年11月30日判決民集49巻9号2972頁は、消費者保護という観点から名板貸責任をどのように認めたのか、について、下記参考文献を用いて、簡潔かつ適切に説明できているかが、本課題の要点である。
〈キーワード〉
名板貸責任 名板貸責任と消費者保護 外観の信頼
1、名板貸責任とは
商法14条および会社法9条は、「自己の商号を使用して他人(名板借人)が事業または営業を行うことを他人に許諾した商人または会社(名板貸人)は、名板貸人が営業主であると誤認して名板借人と取引をした第三者に対して、名板借人と連帯して当該取引によって生じた債務を弁済する責任を負う」と規定している。この規定が名板貸責任を定めており、実際には権利や権限がないにもかかわらず、あたかもそのような権利や権限があるかのように見える外観を有する者と、その外観を真実であると誤信した者との間で取引がなされた場...