佛教大学 【最終試験】合格済みのレポートです。
2021年度シラバス対応の最新版です。
本レポートを参考に自身の経験を織り交ぜてご利用いただけると幸いです。
※内容の丸写しは絶対にお控えください
◯参考文献
山下芳樹・平田豊誠(2020)「初等理科教育」ミネルヴァ書房
文部科学省「小学校理科の観察、実験の手引き 第6学年A(2) 水溶液の性質」
1.①粒子領域,生命領域,地球領域における観察や実験時の安全指導の留意点について整理し,説明せよ。②第6学年「水溶液の性質」単元のアに関する実験例を取り上げ,指導過程に沿った安全指導の実際を具体的に説明せよ。
①観察や実験時の安全指導の留意点
(1)粒子領域
粒子領域の学習内容は実験によって現象や働きを調べることができやすい特性をもっているため、多くの実験活動を行うことができる。小学校で扱う実験は基本的には安全なものばかりであるが、第4学年「金属、水、空気と温度」、第6学年「燃焼の仕組み」「水溶液の性質」の単元において事故が多く発生している。事故の代表的なものとして、ガラス器具の破損によるけが、加熱器具に関わる火傷、薬品による皮膚等の腐食があげられる。粒子領域全体に関して教師は予備実験を行い、操作の難易度や危険性などを十分に理解し、その上で適切な安全指導を行うことが求められる。
◯ガラス器具に関わる事故
指定テキストによれば、実験後のガラス器具の洗浄中に、落として割ってしまうケースや破損した際に教師にそのことを伝えず児童が素手で片付けようとした時にけがをすることが多いという。そこ...