佛教大学 【A判定】合格済みのレポートです。
2021年度シラバス対応の最新版です。
本レポートを参考に自身の経験を織り交ぜてご利用いただけると幸いです。
※内容の丸写しは絶対にお控えください
○第5学年 単元「電流がつくる磁力」について指導案を作成しています。
○実生活との結びつきを意識した導入や具体的な目標や教師の働きかけなど工夫しています。
○文部科学省「小学校理科の観察、実験の手引き詳細」を参考に詳しく作成しています。
【第1設題】
(1) ①理科の見方・考え方を働かせ,深い学びとなるような授業を構想し,本時の主な評価の観点として「思考・判断・表現」を設定し,思考力・判断力・表現力等を育む学習指導案を提示せよ。②指導案の後には,構想した指導における「深い学び」が起こった児童の姿,「深い学び」が生じていると考えられる児童のサイン(兆候)などの特徴について述べよ。
(2) 第2設題で実施した模擬授業の動画を用いて省察を行い,小学校における理科指導全体に関する自身の今後の課題を述べよ。
【教員からのフィードバック】
指導案の内容も考察や省察も良く書けており評価できます。是非とも授業実践につなげていって欲しいと思います。理科では実際に道具を使った実験が入ってきます。これらを踏まえ子ども達にわかりやすい授業を提供していって欲しいと思います。
エネルギー概念は「エネルギー」という実社会・実生活において用いている用語内容と科学用語の内容に違いがあり,ある実態を指しているものでは無く,小学生にとって理解していくことが難しいとされてる概念の一つです。
電流がつくる磁力(電磁石)の単元では,量的・関係的な視点から,実験において「変える条件」,「同じにする条件」をしっかりと捉えさせ実験結果を予想した上で実験に取りかかるようにしていってください。第5学年の問題解決の力である「条件制御」を核にした仮説と実験計画の立案,実験結果の予想を伴う授業となるような工夫を重ね,さらに練り上げ授業実践に繋げていってください。(テキストコラム3,4も良く参考にしてください)
エネルギー領域の指導では,目に見えない「エネルギー」という抽象的な概念を,様々な計測機器等を用いた指導となります。指導者側の正しい科学概念理解のもと,より練り上げあれた指導を行ってもらえると,理科好きの子どもが増え主体的に学ぼうとする児童も増えていくと思っています。小学校での理科指導もどうかよろしくお願いします。
○参考文献
山下芳樹・平田豊誠(2018)「初等理科教育」ミネルヴァ書房
文部科学省「小学校理科の観察,実験の手引き詳細」
○佛教大学通信教育課程のレポートをまとめていますので
是非、お気軽にご覧ください!お役に立てれば幸いです!
https://www.happycampus.co.jp/docs/921458137669@hc21/?__a=gnb
(1)-①思考力・判断力・表現力等を育む学習指導案
第5学年1組 理科学習指導案
指導者:○○○○
日時:2022年2月1日(月)
場所:5年1組教室
1.単元名
電磁石の性質や働きを理解して生活に役立っているものを知り、おもちゃ作りをしよう! 「電流がつくる磁力」
2.単元の目標
<知識・技能>
・電流の流れているコイルは、鉄心を磁化する働きがあり、電流の向きが変わると、電磁石の極も変わることを理解できている。
・電磁石の強さは、電流の大きさや導線の巻数によって変わることを理解できている。
・電磁石の強さの変化を調べる際に導線や検流計、方位磁石などを適切に使って、安全で計画的に実験やものづくりができている。
・電磁石の強さの変化を調べ、その過程や結果を定量的かつ適切に記録している。
<思考・判断・表現>
・電磁石の強さについて予想や仮説をもつことができている。
・電流の大きさや向き、鉄心の太さ、コイルの巻数などに着目して、それらを条件制御しながら解決の方法を発想し、表現したり、調べることができている。
<学びに向かう力・人間性等>
・電磁石の性質や働きを...