佛教大学 【最終試験】合格済みのレポートです。
2021年度シラバス対応の最新版です。
テキストを参考にできるだけ具体的な授業構成に努めています。
本レポートを参考に自身の経験を織り交ぜてご利用いただけると幸いです。
※内容の丸写しは絶対にお控えください
①国際学力調査(TIMSS,PISA科学的リテラシー)における評価の枠組みについて解説せよ。その際,TIMSSでは各カテゴリーについて,PISA科学的リテラシーでは3つの能力について,必ず解説に入れ込むこと。
② PISA科学的リテラシーの調査問題例のような問題を小学校5年生「流れる水の働きと土地の変化」の単元をベースに作成せよ。解答例も示すこと。最後に3つの能力のどの能力についての問題かを説明し,出題意図も述べよ。
①-1,TIMSSにおける評価の枠組み
TIMSSは「算数・数学及び理科の教育到達度を国際的な尺度で測定し、児童の学習環境条件等の諸要因との関係を参加国間におけるそれらの違いを利用して組織的に研究すること」を目的に実施している国際学力調査である。TIMSSは学校教育で学んだことがどの程度習得されているかを評価する点に特徴がある。
TIMSSでは5つの内容領域(物理、化学、生物、地学、環境科学)と3つの認知的領域(事実の知識、概念の理解、推論と分析)によって調査問題が構成されている。評価においては内容領域と認知的領域を組み合わせた調査問題を認知し、説明できるかが要点...