佛教大学 【A判定】合格済みのレポートです。
2021年度シラバス対応の最新版です。
第2設題は、指定テキストや指導要領を読み解き、具体的な学習指導案作りを心掛けました。
本レポートを参考に自身の経験を織り交ぜてご利用いただけると幸いです。
※内容の丸写しは絶対にお控えください
【第1設題】
(1章)小学校における「話すこと聞くこと」の指導で育てる資質能力とは
(2章)小学校における「書くこと」の指導で育てる資質能力とは
(3章)小学校における「読むこと」の指導で育てる資質能力とは
(4章)小学校国語科における【知識及び技能】の内容とは
【第2設題】
1)テキスト(pp.66-67)『出発進行』について、指導の際に教師という立場から子どもに示す模範作品を作成しなさい。※作品そのものを提出する。
2)同じ教材(『出発進行』)を教材とした書写の単元を構想し、そのうち1時間の略案を作成しなさい。本時の目標、本時の展開(学習活動や指導の留意点など)の2項目は最低でも含むものとすること。
対象は6年生とする。
【教員からのフィードバック】
テキストには、学習指導要領に示される指導事項が丁寧に整理分析されています。それらの内容を適切に理解し、それぞれの領域でどのような資質能力の育成が目指されるべきなのかを、学年に沿って系統的に理解することで「この単元ではどのような学びがもとめられているのか」をよりはっきりと意識することができます。授業者が「資料を効果的に使いながら書くということを特に指導するのだな」「説明の順番に気をつけて文章を読むことができるようにするのだな」などと意識できることで、より焦点かされた授業(狙いがはっきりした授業)を展開することができるようになります。学生から「国語の授業で結局何を教えたらいいのかわからない」という声を聞きます。これはつまり「国語の学びとしてそれぞれの学年においてどのような資質能力を育てたらいいかわからない」ということかと思います。とくにそのような人にとってこの課題の意味は大きいと思います。
○参考文献
辻村敬三(2019)「国語科内容論×国語科指導法」東洋館出版社
○佛教大学通信教育課程のレポートをまとめていますので
是非、お気軽にご覧ください!お役に立てれば幸いです!
https://www.happycampus.co.jp/docs/921458137669@hc21/?__a=gnb
指定テキストでは小学校教員が国語科でなすべきこととして次の四つの事柄が挙げられている。①文字や語彙など、日本語を使う上で必要な基本的な知識を身に付けさせる②日常的で基本的なレベルで、話す、聞く、書く、読む、といった言語活動ができるようにする③全ての教科の学習の基盤となる言語活動ができるようにする④文学を読んだり、詩を書いたりするなど、文化芸術として言葉を使うことを楽しむ素養を培う(注1) つまり、小学校の国語科で目指すべき姿は文字や語彙などの知識基盤を身に付けさせ、日常レベルの言語活動ができるようになり、言葉の文化芸術を楽しむ資質を得ることだと言える。各章では言語活動を細分化し、指定テキスト、学習指導要領に沿って国語科で育てる資質能力を詳細に書き示していく。
1,小学校における「話すこと聞くこと」の指導で育てる資質能力とは
1-1,「話すこと」
指定テキストによれば「話すという言語活動は、場所の環境や、その場の雰囲気などによってその性質が大きく変わってくる」と述べられている(注2)。つまり、話し手は話す内容や相手との親密度、聞く人数、場の正式度合いによって話し方や話の組み立て方...