資料紹介

日大通信（2019〜2022の英米文学概説・英語文学概説（N20300・N20400）リポート 課題1の合格リポートです。
個別評価はすべて最高のA評価で「導入と結論が入っており、内容にも一貫性があります。読みやすいリポートでした。」とのコメントを頂いています。
丸写しは避け、自己責任で学習にお役立てください。

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英米文学概説・英語文学概説（N20300・N20400）リポート 課題1
　教材の第1 章を読んで，著者が主張する“Vigour” の特質について，文学作品から引用しつつ，論述しなさい。

筆者は良い文学・文章とは何かを考える上で簡潔さ・新鮮さ・正確さ・活力の4つの観点を挙げている。本レポートではこのうち、vigour=活力の特質について論述する。
活力のある文章とは読み手が本物の会話の最中にいるような印象を与える文章であり、スラングや自然な会話、私人間の手紙の一部などの話し言葉が含まれる。そして、活力は慣用句が正しく使われているときに宿る。なぜなら慣用句というのは、個別の単語の組み合わせを見るだけではその意味が理解できず、言語独自の特性が現れるためである。また、実際の会話で用いられる慣用句やスラングは日々新しく生まれては消滅するため、作家にとっては人々の実際の様子が書きやすくなったり、文体を豊かにしてくれたりという点で有用である。例えば、アイルランド人劇作家のSyngeは以下のように記述している。
When I was writing The Shadow of the Glen...

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