慶應通信合格レポート
課題:知識の内在主義と…
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哲学
知識の内在主義と外在主義を比較しなさい。
序章
内在主義は、正当化の要因が自分自身の心中になければならないという考え方であり、外在主義は、心中の認知状態以外の要因が関係して、信念が正当化されているかどうか定める考え方である。
内在主義・外在主義とはどういうものなのか、定義や特徴は如何なるものなのか、また、内在主義・外在主義に属されるものは何があるのか、さらに、内在主義・外在主義の異同についても同様に考察を行う。
これらについて、以下本論では、「内在主義・外在主義」を取り上げて、それらを多面的にかつ奥深く考察することを目的とする。
第一章:知識の内在主義
第一節:知識の内在主義の定義
内在主義とは、私たちの心中の認知状態だけによって、信念が正当化されているかどうかを定めるという考え方である。なので、信念論的な立場は内在主義的であると言える。また、内在主義はデカルトの考えである。
デカルトの論証によると、知識は内的に保証可能であり、デカルトの論証は主観的な前提、客観的な結論、そして結合前提からなっていた⁽¹⁾。デカルトの知識についての理論の特徴は、主体が結論の真であること...