生活の自己責任を基本原則とする資本主義社会において

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    経済社会福祉

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    生活の自己責任を基本原則とする資本主義社会において、なぜ社会保障が存立しているのか、その根拠を述べなさい。(3000字)

    我が国では、明治維新以降の近代化の過程、第二次世界大戦後の復興と高度経済成長などを背景にそれぞれの時代における国内外の様々な要因が複雑に絡み合い、資本主義社会を進展してきた。1990年代以降の規制緩和や市場原理主義的な政策により、競争が激化し、個人の努力や能力によって所得格差が拡大する傾向が見られるようになっている。現在では終身雇用制度の崩壊や非正規雇用の増加も、この傾向を加速させている。このような自己責任原則の浸透と格差の拡大は、新自由主義的な政策の影響を含め、非正規雇用の割合が増加し、所得が不安定な層の増加、教育やスキルアップの機会格差、将来への不安感の増大など雇用の不安定化などに繋がっており、その結果、我が国では相対的貧困率が先進国の中でも高い水準となり、特にひとり親世帯や高齢者世帯で深刻な問題となっている。
    これらの問題の背景の一つの側面として、社会全体の隣人への無関心や自治会、子ども会、婦人会など地縁組織の衰退、認知症や精神疾患のある人など困難を抱えるマ...

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