対人援助、社会福祉、社会福祉士、精神保健保健福祉士の資格取得に関するレポートです。
わが国の精神科医療の現状、医療と福祉が今後どのような連携をしていくことが必要か
現在、我が国の社会構造は急速に無縁社会化し、孤立しやすく一つの世帯でも複数の絡まり合った課題をもつようになっている。具体的には、親子や孫世代など一つの世帯に複数の支援が必要な人が同居し、その世帯に属する人が一人一人固有の生活を持っている状態がある。また、このような状況に対して制度施策は分野ごとの縦割りであり、同一世帯に複数の支援を必要とする人が世代や分野またがって存在する場合、対応がしきれず問題が深刻化していることがある。
このようなニーズに応えるために、世帯を総合的に捉え包括的に支援する必要がある。そして、専門分野ごとに切り分けができない支援を展開するためには、複数の専門職の関り、縦割りになっている制度施策、相談支援体制などを分野横断的に運用することなどが地域生活支援おいて重要となっている。つまり、連携とシステムづくりが重要であり、精神保健福祉士には今後それらの問題を取り組んでいくことが期待されている。
21世紀に入って、我が国では少子高齢化、情報化、グローバリゼーションの進展等を背景に、精神保健...