【佛教大学】 日本史概論 説題(1)(2)

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    資料紹介

    佛教大学通信教育課程での〈日本史概論〉課題合格リポートです。

    リポート作成の参考にしてください。

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    日本史概論

    設問1 鎌倉幕府と執権政治について(3200字)

    鎌倉時代をその政治体制から見ていくと大きく見て三つの段階に分類することができる。最初が将軍専制の時代であり、次が執権政治の時代であり、最後が徳宗専制の時代である。その中でも二番目の執権政治の時代を中心に、鎌倉幕府の政治体系の移り変わりについて把握していきたい。
    まず、源頼朝が始めた鎌倉幕府の政治体制は、頼朝の専制支配であり頼朝個人の権力にでもって政治の安定が支えられていた。正治元(1119)年頼朝が死去し子の頼家が跡を継ぐと、将軍後継者争いが激化する。この不安定さを解消するため、この年「頼家の親権停止と北条時政など有力御家人13名の合議制」 が成立するが、権力闘争を抑えることはできなかった。この闘争を激化させた背景には朝廷権力の幕府への介入があった。それに対して有力御家人であった北条家などが対抗する。承久元(1219)年、幕府への介入を積極的に推し進めて後鳥羽上皇は、自らが後押ししていた源実朝が源頼家の遺児公暁に殺害されると危機感を募らせる。そして承久三(1221)年五月に、父時政失脚後幕政の中心であった北条義時追討の宣...

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