八洲学園大学<図書館制度・経営論 第1回課題>2022年秋

閲覧数829
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    八洲学園大学2022年秋図書館制度・経営論第1回課題です。
    評価 A、最終評価 優 をいただきました。
    参考程度にご活用ください。

    <レポート内容>
    図書館、とりわけ公共図書館の経営を考える上で、それに類似する、あるいは競合する施設・サービスと比較し、公共図書館ならではの存在意義・使命を明確にしておくことは重要である。
     図書館は、自治体行政においては、博物館・公民館などと並び、社会教育・生涯学習施設の一つであると位置づけられている。「類縁機関」とも呼ばれるように、たしかに図書館は、資料を扱うという点では博物館、講座・イベントを行うという点では公民館と似通った機能をも持っている。また、図書館の機能の一部を代替し、それと競合していると見られる民間の施設・サービス(書店、レンタルショップ、映画館、ネットカフェ、有料会員制ライブラリー、検索サイト、情報リサーチ業など)も存在する。いわゆる「ベストセラー大量貸出問題」に端を発し、「図書館は無料貸本屋か」という問題提起もなされているし、情報・資料の電子化が進み、インターネットでかなりの情報収集が可能になりつつある中、「図書館は要らない、使わない」という人がいても不思議ではない。

     そのような状況をふまえ、公共図書館の存在意義・使命はどこにあるか、公共図書館に機能的に類似する、あるいは競合する施設・サービスとの比較に基づいて、考察してください。ただし、利用者である市民に対し、図書館の利用価値をアピールする、あるいは税金で運営されていることのアカウンタビリティを果たすといった「経営的視点」に立った論述を行うことを意識してください。

     字数は1,600字程度を目安としてください。上限はシステム上のカウントで20,000字とします。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    公共図書館の存在意義とその使命について
    1.はじめに
    昨今のデジタル化社会において、課題解決の情報を探す時、多くの人は身近にあるスマホやタブレットといったデジタル機器を使用し、Googleなどの検索サイトから情報を得る。
    また読書の場合も、手元にあるデバイスで電子書籍の閲覧が簡単に出来る。そんな中で図書館の存在について、筆者の家族に質問してみると、図書館利用の少ない者は、「図書館は遠いから行くのも本を探すのも面倒である。」「本はスマホで読めるからわざわざ行く必要がない。」「漫画がたくさんあったら行くかもしれない。」という意見が出た。このような意見を持つ人は少なくないと思われる。では図書館はなぜ必要なのだろうか。本レポートでは公共図書館の存在意義と使命について、公共図書館と類似するサービスと比較して考察する。
    2.インターネットの情報と図書館
    情報を探す際に、インターネットの検索エンジンは便利だが、そこから得られる情報は信頼性が低い。ウェブ情報は個人発信が手軽に出来る上に、発信者による情報の変更や削除なども容易である。近年はソーシャルメディアの利用も多く、情報の内容も多種多様であり、また...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。