八洲学園大学2021年秋図書館概論第2回課題です。
評価 A、最終評価 優 をいただきました。
参考程度にご活用ください。
<レポート内容>
・教科書及び他の情報源を参照し、以下の設問にそれぞれ解答してください。
・各設問の文字数は400〜700字程度とする。要点を簡潔に説明するよう心がけること。
(問1-3:6点×3問、問4:7点、合計25点)
1. 大学図書館の役割と現在の課題について説明しなさい。
2. 国立国会図書館の構成、サービス対象、主な活動について説明しなさい。
3. 学校図書館の専門職員(司書教諭、学校司書)の配置に関する課題について説明しなさい。
4. 図書館協力の必要性及び分担収集、相互貸借について、概要を説明しなさい。
<評価コメント>
・問3:司書教諭、学校司書の実際の配置状況はいかがでしょうか。データも示して説明されるとより説得力が増します。
1.大学図書館の役割と現在の課題について
大学図書館の役割は、大学の研究・教育に必要な図書館資料を効率的に収集・組織・保管し、利用者の研究・教育・学習等のための利用要求に対し、これを効果的に提供することにある。これからの役割を果たすにあたり、現在の大学図書館にはさまざまな課題があるが、次にその課題に注目したい。
まず、資料費・施設整備費の確保があげられる。1990年代に入り、外国雑誌の価格高騰に直面し、国内で収集されるタイトル数は激変した。その後は電子ジャーナルの導入が本格化するが、ビッグ・ディール契約にかかる価格の値上げや制限のある契約条件に悩まされている。次に、電子情報の提供・保存環境の整備である。学術論文を無料で入手することを可能にしたオーブンアクセスの強化、また研究成果を自ら発信するための機関リポジトリの構築は国として、全国的もしくは国際的な整合性を持った方針や政策が求められる。
また学生が主体的に課題を発見し解を見出す、アクティブラーニングへの転換が求められる中で、学習環境の整備(ラーニングコモンズ)や図書館としての学習支援が課題となっている。他にも、業務のアウトソーシングが...