少年と犯罪試験レポート

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    資料の原本内容

    家庭内暴力・学校内暴力について
     読んで字のごとく、家庭内でおこる暴力のこと。家庭内暴力は子どもから振るう暴力、配布者から振るう暴力のこと。家庭内暴力は少年、すなわち20歳未満の未成年者が親に対して行う暴力という定義がある。現代では成人した子どもの暴力が増えている。未成年であるか成人しているか問わず、一緒に同居している親に暴力は家庭内暴力と捉えられる。

    法務省は、毎年作成している犯罪白書で、警視庁が認知している少年による家庭内暴力の件数を発表している。(1)近年、家庭内暴力は増加している。

    平成29年度~令和2年度 法務省犯罪白書

    平成29年版、認知件数の総数は、平成24年度から毎年増加しており、28年度は2676件(前年比5.7%増)である。平成28年度における家庭内暴力事件の対象を見ると、母親が1658件(62.0%)父親が253件(9.5%)、兄弟姉妹が218(8.1%)、同居の親族が175件(6.5%)である。(2)

     令和2年度版、認知件数の総数は、平成24年度から毎年増加しており、令和2年は4177件(前年比16.2%)だ。特に近年、小学生が大きく増加しており、2年は840件(同33.1%憎)であった。令和2年における家庭内事件の対象について、同居している家族の内訳を見ると母親が2430件と最も多く、次に父親が532件、兄弟姉妹が417件、同居の親族が173件であった。(3)

    平成29年~令和2年の統計を見ると母親に対する家庭内暴力が年々と増え続けている。
    2.学校内暴力とは

     学校内で行われる暴力行為のことである。校内暴力には、学校における児童・生徒間の暴力事件や教員に対する児童・生徒の暴力行為、学校内の器物破損も含まれる。主に1970年代から80年代が多数の中学校内で、暴力事件やいじめが多い時代であった。この時代はスクール系のドラマの主題が校内暴力に影響をあたえた。時間がたち令和では暴力に対する考えが薄なり教師に暴力を振るう子どもがいなくなっている。(4)
    家庭内で暴力を振るう子ども達や学校内で教師や周りの友達に暴力を振るう子ども達というのは自分の存在価値や認めてほしい思いがあって、それをうまく表現できないので暴力という表現方法をする形になっている。エリック・バーンは「人の存在や価値を認める刺激」のことをストロークと命名し、定義した。

    例えば、「先生に○○君すごいね」「母によく頑張ったね」「さすがだね」このように肯定的な言葉をかけるだけで、子どもは自分の価値を認めてくれたと思う。それに対して、頭ごなしに悪い部分だけピックアップして、「お前はクズだ」「存在価値がない」「生きる価値がない」否定的なことを言われれば人は暴力に走ることになる。
     

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