【明星大学】 PA2030 教育心理学 1単位目 2012年度~2016年度 履修登録者用

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    資料紹介

    2021年度合格
    【課題】
    ピアジェの発達論にもとづいて、子どもの思考の発達について述べなさい。
    【参考・引用文献】
    古屋喜美代・関口昌秀・荻野佳代子編著 『児童生徒理解のための教育心理学』 ナカニシヤ出版

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    子どもの認知発達は、ピアジェによると以下4つの時期に区分される。①感覚-運動期(0~2歳)、②前操作期(2~7歳)、③具体的操作期(7~11歳)、④形式的操作期(11、12歳以降)。これら発達段階における子どもの思考の特徴を、記述する。
     ①の感覚-「運動期について」は、この段階の子どもというのは運動を思考活動なしで行う。ただし、満1歳半頃から、物の永続性を理解できるようになる。これは、目の前の物が見えなくなっても、物は消えたのではなく、元の場所にあることを理解していることを指すのだ。
     例をあげるなら、リンゴがかくれた場合、子どもはリンゴが消えてしまったものと捉えて、リンゴに手を伸ばすことをやめたり、突然泣き出したりするものだ。また、リンゴが移動した後にハンカチで覆われると、子どもはリンゴが移動する前の場所を探す。だが、満1歳半を過ぎた子どもは、リンゴが移動し先の場所を探索するようになるのだ。
     ②の「前操作期について」は、子どもには、頭のイメージ(表象)に貼り付けた記号(印)の言語が現れ、物を別の何かで表す象徴機能といった認知行為ができるようになる。だが、言語の操作をするまでには至...

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