国文学史I 課題1

閲覧数935
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    国文学史I課題12019~2022年度リポート課題A評価のレポートです丸写しはさけて、レポート作成の際の参考資料としてお使いいただけますと幸いです。このご時世で色々と大変だとは思いますが、教員免許取得できるよう一緒に頑張りましょう

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【課題】
    大陸文化の「日本化」の結果は、その後の文化や文学に決定的な意味を持った。その最初の転換期としての九世紀の「日本化」の意味は、和歌の領域に、また和歌を通しての美意識の変遷に最も鮮やかに表れていると言われる。『万葉集』と『古今集』を比較して、どのように表れたのか説明しなさい。

    【リポート本文】
    今の日本人の美的意識に繋がる、9世紀の大陸文化の「日本化」は、和歌を通しての美意識の変遷に最も著しく表れた。今回はその変遷を、「万葉集」と「古今和歌集」を用いて、その歌集の内容を「題材」、「恋への美意識」「時間の概念」の観点から比較し、9世紀の「日本化」の表れを説明したい。
    まず9世紀の「日本化」において念頭に置くべき点としては、和歌の正当性が公に認められた、という点である。8世紀編纂の万葉集は勅撰ではなかったが、9世紀編纂の古今和歌集は勅撰の和歌集となった。つまり、9世紀に和歌の文化的立ち位置が明らかに向上したことから、9世紀の「日本化」の意味を語るにあたり、和歌集から日本人の文化的美意識の変遷を読み解くことに必然性はある。
    そんな「万葉集」と「古今和歌集」の流れにおいて第一に特徴的な...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。