【日大通信】外交史①

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    資料紹介

    日本大学通信教育学部、2023~2024年度の外交史のリポート課題①、「30年戦争とウェストファリア講和の意義」の合格リポート原稿です。手書きの際に若干修正を加えております。補助教材などを参考にご自身で作成してください。
    丸写しでの提出はおやめください。誤字脱字など修正しておりません。あくまで、ご自身のリポートの参考としてお使いください

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     ウェストファリア講和は、30年戦争を終結させた条約である。この講和条約は、主権国家を認め、それらから構成される国際社会を形成し、国際秩序存在が認められるに至った。本リポートでは30年戦争の経緯をまとめ、後にウェストファリア講和の意義について論じる。
     1618~1648年に中央ヨーロッパを中心に起こった30年戦争は、カトリックとプロテスタントとで争われた宗教対立が始まりである。直接の契機となったのは、ドイツでの複雑な宗教事業を背景として発生した、ボヘミア(ベーメン)での新教徒貴族の反政府暴動だ。この戦いは国王選挙などを経て、1620年にプロテスタント側が敗戦し一端の幕引きとなった。
     この戦争は、1625年にデンマーク国王軍プロテスタント側として参戦することで再燃し、同時に国際紛争へと拡大した。デンマークの参戦は、またもやカトリック側の勝利という結果になり、リューベック講和条約によってデンマークはドイツから締め出されたが、この対立は終結しなかった。
    1630年にはスウェーデンがプロテスタント救済を名目に北ドイツに進行した。この時点で、スウェーデンはフランスから資金援助を受ける約束を取...

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