今回は第4学年の単元名「地震からくらしを守る」についての単元内容研究を行っていく。
学習指導要領によると、自然災害から人々を守る活動について、学習の問題を研究・解決する活動を通して、以下の知識及び技能を身に付けるよう指導すると示されている。
「(ア)地域の関係機関や人々は、自然災害に対し、様々な協力をして対処してきたことや、今後予想される災害に対し、様々な備えをしていることを理解すること。」
「(イ)聞き取り調査をしたり地図や年表などの資料で調べたりして、まとめること。」
また、思考力、判断力、表現力等では、「(ア)過去に発生した地域の自然災害、関係機関の協力などに着目して、災害から人々を守る活動を捉え、その働き方を考え、表現すること。」と示されている。(p58-59)
今回の「地震からくらしを守る」では、地震などの自然災害への対応を通して、都道府県庁や市役所、警察署や消防署、消防団、地域の人々などの動きが見えるようにするものである。都道府県や市町村などが作成した防災計画に基づく防災対策や防災情報の発信、避難体制の確保などの対策や事業を取り上げ、都道府県庁や市役所が、消防署や警...