2022年度合格レポートです。高評価です。参考にご活用ください!
【課題】
これからの時代に求められる国語力について論じなさい。
【解説】
文化審議会答申「これからの時代に求められる国語力について」(平成16年2月3日)の‘国語力’の捉え方の要旨をまとめ、これを熟考・評価する。その際、次の二点に留意する。
1、テキスト及び文化審議会答申を熟読し、‘国語力’をどのように捉え、まとめているか、答申の捉え方を整理し、‘国語力’について説明する。
2、答申の提言を熟考・評価し、自分の考えを明確にする。これからの時代に必要な国語力について論じる。
【テキスト】
第2版国語科教育入門 長谷川清之明星大学出版部
1単位目
これからの時代に求められる国語力について述べる。まず、国語力の捉え方としては、2つの領域で構成される。1つ目は考える力、感じる力、想像する力、表す力からなる言語を中心とした情報を処理・操作する領域である。2つ目は考える力や表す力などを支え、その基盤となる「国語の知識」や「教養・価値観・感性等」の領域である。この二つは影響し合いながら、個々人の国語力となっており、生涯発展し続けていくものである。なお、読書も国語力を高めるにあたり重要であるとされており、その理由として1つ目の考える力、感じる力、想像する力、表す力のいずれにも関連し、2つ目の国語の知識等の領域とも密接な関連が見られるからである。平成16年2月3日の文化審議会答申において、国語力は上記のように捉えられている。国語力の中核をなす領域とされる4つの力は、言語を中心とした情報を「処理・操作する能力」である。人間として生まれたからには「言語」というのは様々な面において、重要なツールである。4つの力が具体的な言語活動として発言するものが、英語教育でもよく登場する4技能である。「聞く」「話す」「「読む」「書く」であり、それらが...