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法政大学 通信教育部
科目コード・01117
科目名・日本史 第2回
文字数・2000字程度
課題・満州事変から太平洋戦争開戦に至る日本の内政と外交について軍部政治的台頭を中心に述べよ
以下解答
満州事変から太平洋戦争開戦に至る時期は、日本にとって大きな転換期であった。この時代における内政と外交の動向を考える上で、軍部の政治的台頭は非常に重要な要素である。
1931年の満州事変は、関東軍が引き起こした事件であり、この事変は後の日本の政治動向に深い影響を与えた。満州事変の背後には、経済的・社会的不安と、満州地域における膨張主義的な国策の二つの大きな要因があった。事変によって設立された満州国は、軍部による直接統治の試みであり、日本の政治において軍の発言力が増すきっかけとなった。
事変後の1930年代において、国内では昭和恐慌を背景にした社会不安が広がっていた。この不安を背景に、軍部は政治的に更に台頭していく。
対外的には、満州事変を契機に国際連盟からの脱退を決定する。これは日本の国際的孤立を意味するものであり、以降の日本外交において独自路線を強めることになる。国際的な批判を受けつつ...