2022年度 東京福祉大学 知覚・認知心理学 設題2
「人の感覚・知覚等の機序について述べよ。」
A評価を頂きました。
評価所見において「感覚・知覚の機序についてバランスよく説明できていると思います。古典的特徴から情報処理モデルまで含まれており、良い回答になっています。」とのお言葉を頂きました。
使用文献は、東京福祉大学指定教科書の他、指定参考文献及び心理学部心理学科に配布されている他科目の指定教科書を使用しています。
このレポートでは、特に視覚認知に焦点を当てまとめ、また、難しいと感じた低次知覚、高次知覚、ミッドレベル・ビジョンの分類においては、様々な文献を読みまとめました。
通新教育ご受講の方は、勉強以外の事柄との両立を必要とされる方が多く、スケジュール管理、時間l管理がとても大変ですよね。忙しい日常生活を贈られながら勉学に勤しむ方のお役に少しでも立てましたら幸いです(^-^)レポートファイトです♪
「人の感覚・知覚等の機序について述べよ。」
感覚・知覚は人間の基本的機能の一つであり、人間が環境に適応するため外界や自己の状態に関する適切な情報を得るために機能している。以下、感覚の機序について、知覚の機序について順に述べる。
1、感覚の機序について
感覚とは、感覚器官が単純な刺激をされた時に生じる意識経験であり、種類においては一般的によく知られている視覚、聴覚、味覚、嗅覚、皮膚感覚(触覚、痛覚、温感、冷感)の5感の他に、平均感覚、内臓(有機)感覚、運動感覚などがあげられる。感覚のことを心理学においてはモダリティ(感覚様相)と呼ぶ。これらの感覚には、それぞれ刺激を電気信号に変化させる細胞の受容器と、受容器と神経を含む一つの機能を果たす感覚器がある。例えば、視覚においての受容器は眼、感覚器は錐体・桿体細胞であり、聴覚においての受容器は耳、感覚器は有毛細胞である。
感覚器官には、視覚は光、聴覚は音などそれぞれ感受できる特定の刺激の適刺激があり、視覚で音、聴覚で光など感受できない刺激のことを不適刺激という。人間において、視覚で紫外線を感受することや、聴覚でコウモリの超音波を感受すること...