家族ライフサイクルの観点から家族の成立から終焉までを捉えなさい。その際にライフステージに移行に伴う危険と機会についても併せて言及しなさい。
家族ライフサイクルの観点から家族の成立から終焉までを捉えなさい。その際にライフステージに移行に伴う危険と機会についても併せて言及しなさい。
人は誕生から死に至るまで様々な発達段階を経る。両親の元から生まれ育ち、いずれは親元を離れ自立していく。このように個人の発達を追っていく中で家族との関わりは不可欠なのである。下山は、このような家族についての研究がなされていく中で、家族が形成されてから、時間の流れと共に訪れる変化や節目について、「家族ライフサイクル」という言葉を用いるようになったと述べている。(下山(2009)より)
人の発達にはエリクソンの発達課題のように、その時期に応じた課題や葛藤がある。岡堂(1992)は家族の発達においても同じようにライフサイクルを6つの段階で分けて、それぞれの段階にあるライフタスクやそれに随伴する危機、及び支援方法について提唱した。本レポートでは岡堂のライフサイクルの6段階モデルに基づいて、家族の成立から終焉、そしてライフステージの移行に伴う危機と機会について述べていく。
岡堂は①新婚期②出産・育児期③子どもが学童期の時期④子どもが10代の時期⑤子どもが...