合格をいただいた保健衛生のレポートです。内容は子宮頸がんに関するものです。あくまで参考としてご利用ください。この資料の丸写し、コピペは禁止します。
子宮頸がんとは
子宮の入り口である子宮頸部に発生するがんを子宮頸がんという。子宮頸がんは子宮上皮表面にできる「扁平上皮がん」と腺上皮にできる「腺がん」の二つに大別され、特に腺がんの場合は予後が悪いとされている。
現在日本において1年間に子宮頸がんと診断される女性は約1万人以上と言われている。2000年以降、罹患率、死亡率が急激に増加しており特に20~30歳代の患者が増加傾向にある。[小田瑞恵,2014,ページ:8-9]
子宮頸がんの発症にはヒトパピローマウイルス(HPVウイルス)の感染が深く関与していると言われる。このウイルスは性的接触により子宮頸部に感染する。HPVは男女問わず感染する、ありふれたウイルスであり、性交経験のある女性の過半数は一生に一度は感染機会があるといわれている。
HPVウイルスは、がんとの関連に従い「ハイリスク」型と「ローリスク」型に分けられる。扁平上皮がんは、ハイリスク型HPVウイルスが体内で自然消滅しなかった場合に、子宮頸部上皮内で組織学的変化をおこすことが発症の原因である。
腺がんの発症もハイリスクHPVウイルス(HPV18型)が深く関与している場...