このレポートは、聖徳大学通信教育課程・科目「医学一般Ⅱ」にて、すでに合格をいただいたものです。
2022年度課題。
〈課題名〉
医学的リハビリテーションの諸段階それぞれの要点をまとめ、その際必要となる障害の評価について論ぜよ。
〈評価〉
S
〈講評〉
良く書けています。
〈参考文献〉
「参考文献」
社会福祉士養成講座編集委員会編集『新・社会福祉士養成講座1 人体の構造と機能及び疾病 第3版』(中央法規出版)2016年
医学的リハビリテーションは、患者の身心機能の維持および向上を目的としており、先天異常、外傷や病気の治療と並行して、主として機能障害の回復、機能的制限の軽減を図り、適応能力の向上を促す。医学的リハビリテーションは一般に急性期、回復期、生活期(維持期)に分けられている。 脳卒中発病直後から離床までを急性期リハビリテーションという。脳卒中発病後、症状が安定したら、意識障害の回復を待たずに病棟のベッド上でリハビリを開始する。その内容は、よい姿勢の保持、少なくとも2時間毎の体位交換、1日2回、1回に3~5回の前身の関節を十分に動かす関節可動域運動からなっている。 脳卒中の回復期リハビリテーション訓練は、自力で起きあがり訓練、座位でのバランスや前屈などの基本動作訓練、平行棒・手すり・テーブルを前にした起立基本動作訓練、平行棒でのバランスをとり、ベッドサイド足踏み、階段足踏みなどの立位保持基本動作訓練、平行棒歩行、平行棒間杖歩行、平行棒外杖歩行、杖・杖なし歩行(支持・監視・独立)などの歩行訓練、階段昇降、敷居またぎなどの応用歩行訓練というふうに継続的に行われる。麻痺が改善して到達する体の動きのレベル...