明星大学通信教育学部 初等国語科教育法 PB2110 1・2単位目 合格レポートです。
使用テキスト
『初等国語科教育法』長谷川清之 (明星大学出版部 2012)
1単位目
1.これからの時代に求められる国語力について論じなさい。
2単位目
国語科と読書について論じなさい。
レポート作成の参考にしてみてください。
初等国語科教育法 PB1010合格レポート 1・2単位目
1、これからの時代に求められる国語力について論じなさい。
文化審議会答申では国語力を二つの領域から捉えている。第一に考える力、感じる力、想像する力、表す力から成る、言語を中心とした情報を処理・操作する領域、第二に考える力や表す力などを支え、その基盤となる、「国語の知識」と「教養・価値観・感性等」の領域である。この二つの領域は相互に影響し合いながら各人の国語力を構成しており、生涯にわたって発展していくものと考えられている。第一の領域は言語を中心とした情報を「処理・操作する能力」であり、国語力の中核をなすものである。聞く、話す、読む、書くという行為はこの4つの力が実際の言語活動として発現したものであり、日常生活の様々な状況に応じてこれらの力が複雑に組み合わされて用いられているとする。第二の領域は第一の領域で挙げた4つの力が働く際の基盤をなすものである。国語の知識とは語彙や文法、漢字、慣用句、言葉遣いなどの知識を指し、言語活動の礎となると同時に言語活動そのものによってさらに獲得されていくものと考えられている。教養・価値観・感性につ...