【法政通信】憲法Ⅰ

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    資料紹介

    科目名:憲法
    課 題:第1回(1)自己決定権とはどのような権利ですか。解釈、判例をあげて説明しなさい。
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    科目名:憲法
    第1回(1)自己決定権とはどのような権利ですか。解釈、判例をあげて説明しなさい。

    【解答】
    自己決定権とは、「公権力及び他者の介入できない領域(私生活・プライバシー)が存在することを承認する(元山・建石(2011)218頁)」権利である。そして、「その領域に関しては個人が自由に選択しうる権利を持つ(元山・建石(2011)218頁)」とするがその領域の範囲がどこまでであるのかについて課題となる。以下、自己決定権について具体的に説明をする。
    自己決定権は、日本国憲法第13条の「すべての国民は、個人として尊重される。」にあるように、自己の権利についても平等、尊重して扱われることになっている。では、自己決定権を平等、尊重して扱うこととはどのようなことなのかについて、判例「『エホバの証人』輸血拒否事件(元山・建石(2011)218頁)」を例に挙げて説明する。
    「エホバの証人(事件)」とは、主人公(X)は宗教の信者であり、「輸血は拒否する」という強い信念をお持ちの方であったが、Xが肝臓がんとなり手術をすることになった時、担当医師にXの強い信念のことを伝えていたのにも関わらず、手術の...

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