【法政通信】経済史Ⅰ

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    資料紹介

    科目名:経済史Ⅰ
    課 題:第1回(1)経済政策を支えた経済理論が、1960年代の「ケインズ経済学」から、1980年代の「サプライサイド経済学」に転換した背景を当時の経済状況の変化から説明しなさい。
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    科目名:経済史Ⅰ
    第1回(1)経済政策を支えた経済理論が、1960年代の「ケインズ経済学」から、1980年代の「サプライサイド経済学」に転換した背景を当時の経済状況の変化から説明しなさい。

    【解答】
    第2次大戦後、戦勝国であったイギリス、では巨額な対外資産の喪失や巨額の対外債務の累積が残った。そのようなイギリスが掲げた目標として、「国内経済の建て直しと福祉国家化、および完全雇用(飯田(2005)201頁)」がある。主要産業の国有化などを実施し雇用は増加、失業率も2%以下となった。戦後復興が着々と進む中、貿易の自由化を推進した結果、ポンドの交換性回復が達成、また、「設備投資計画を策定した企業に対して法人税率を引き下げる税制面の投資控除による民間整備投資を促してみたり、国家予算の拡大で公共支出の増加が見られ、また、民間の景気が落ち込んだ1953年には公共支出を大幅に増加させるなど、ケインズ的景気対策が典型的に見られる時期でもあり、民間で生じる失業を公共部門で吸収し、完全雇用の維持を図る状況(飯田(2005)203頁)」が生じたのである。このイギリスの成長は戦期間から大いに改善されたもので...

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