社会福祉士試験関連
科目名:社会保障
課 題:社会保障と財政についてまとめよ。
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科目名:社会保障
課題:社会保障と財政についてまとめよ。
本稿では、社会保障と財政についてまとめる。
年金や医療、介護サービスなどの仕組みを支える我が国の社会保障の財源には、主に次の3つの種類がある。
①税金(公費)は、国(国税)と都道府県や市町村(市県民税、地方公共団体)に分かれており、例えば生活保護の仕組みでは、国が費用の4分の3、費用の残りを地方公共団体が負担している。また、税(方式)は、国や自治体の公的責任に基づく公助の仕組みであり、当該方式は公費を財源として、拠出を要件とせず給付を行う。
②社会保険料は、事業主が全額費用負担する労災保険や労使で折半して費用負担する厚生年金等がある。また、社会保険料(方式)は、自助努力を基本とし、個々の拠出をもとに共同で備える共助の仕組みであり、当該方式は保険料を主要財源とし、拠出を要件として給付を行う。
③資産収入等は、年金等で集めた資金を投資信託等で運用して、運用益が生じた時に財源となるものをいい、運用次第では損失が生じることもある。
国立社会保障・人口問題研究所(2021、6頁)の「表9:項目別社会保障財源の推移」によると、財源の半分以...