【A評価】科目名「精神疾患とその治療」(『設題2』)科目コード「5210/5211/5212」
【設題2】 気分(感情)障害および神経症性障害について、それぞれの種類、症状、成因、治療、対応について述べよ。
<ポイント>
気分(感情)障害(うつ病、躁病、双極性障害)および神経症性障害(不安障害、パニック障害、強迫性障害、PTSD、
解離性障害、身体表現性障害)についてそれぞれの症状、成因、治療を中心にまとめる。コメント一部「疾患について述べられています。学んだ知識を今後も活かして~」
「気分(感情)障害および神経症性障害について、それぞれの種類、症状、成因、治療、対応について述べよ。」
気分(感情)障害(以下気分障害)とは、クレペリンによって確立された精神疾患概念である。この気分障害は、うつ病、躁病、双極性障害等の種類がある。それぞれ症状や治療法が異なる為、一つずつ述べていく。先ず1つ目のうつ病は、抑うつが主体で、物事を悲観的に捉える。自殺願望を持ち合わせている場合が多く、症状に応じて軽症・中等症・重症と分かれる。意欲の低下が著しい為、少し活動したり頑張ったりしただけでも疲労を強く感じ、なかなか動く事が出来ない事もある。又、思考抑制といい、考える事にブレーキをかけてしまう事で決断力・集中力の低下や、重症の場合2次妄想(罪業妄想や心気妄想)を抱くような症状がでる。抑うつは抗うつ薬で治療を行うのが主である。次に、躁病についてだが、これは気分爽快で自己肯定感に溢れ、観念奔逸的思考になり、誇大妄想(2次妄想)等の症状が現れる。1つの事に集中していられない為、行為心迫が見られたり多弁になったりする。身体的な症状として不眠を生じるが、精神運動興奮となっている為、眠れなくても...