東京福祉大学の高齢者福祉論のレポートです。
科目名:高齢者福祉論 科目コード:3160,3161
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介護保険制度の基本的枠組みについて体系的に説明しなさい。
介護保険制度が施行される前、親の介護は子どもや親族が行うものとされていたが、少子高齢化が急速に進行している現在の日本において、家族だけで介護を担うのは困難になりつつある。こうした高齢化問題への取り組みの一貫として創設され、介護の悩みを抱える人を支援する制度として、2000年に施行されたのが介護保険制度である。
介護保険制度は、公的な社会保険制度の一つである。社会保険とは、保険者も被保険者も法律によって定められ、加入者が保険料を支払い、必要な時に給付を受けられる仕組みである。そんな介護保険の制度を運営する保険者は市町村、制度に加入する被保険者は65歳以上の第1号被保険者と40歳以上65歳未満の医療保険加入者の第2号被保険者に分けられる。
保険料の支払いは、社会保険であるため強制的に保険料が徴収され、第1号被保険者と第2号被保険者でそれぞれ異なる。第1号被保険者の保険料は、3年ごとに各市町村が定める基準額に、所得段階に応じた割合を乗じて決定され、その額は市町村によって異なる。保険料を納める際には、1年での年金受給額が18万以上...