感情・人格心理学Ⅰ 第2課題② 評価S

閲覧数147
ダウンロード数1
履歴確認

資料紹介

丸写しはしないでください。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )


新生児に備わる生理的微笑には「養育者の愛情を引き出すことによって生存可能性を高める」という適応意義があるとされる。子どもは周囲の環境や人々とコミュニケーションを行うことにより新しい感情を経験していく。生物は生き残るために感情を発達させてきたという考えを「感情の進化理論」という。例えばヒトの祖先は毒ヘビに遭遇したときに、恐怖を利用することで効率よく逃走することができ、現代のヒトにも恐怖の感情が備わったと想像することができる。一方で感情が有害になる場合もある。例えば麻雀でテンパイのときに、勝利への欲求、焦燥、興奮から危険牌を捨ててしまうことがある。本稿は、感情の機能を説明したうえで、感情が有害か無害かについて日常的な具体例を使ってまとめる。
ここでは機能について、はたらき、そして全体を構成している各要素が担う固有の役割のこととする。構成要素理論の立場においては、感情に主観感情経験、表出運動行動、認知評価・様式、生理学的覚醒といった要素が含まれている。またそれら構成要素の組み合わせによって感情を区別することができる。例えば幼児の癇癪は涙を流し、大声で泣き叫び、床に寝転んで手足をばたつかせ...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。