感情・人格心理学Ⅰ 第2課題① 評価S

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資料紹介

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資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

①17世紀には哲学者が、19世紀からは心理学者が感情について考察し議論した。本稿は、感情の理論にはどのようなものがあるのか、日常的な具体例を使ってまとめる。
感情の理論は末梢起源説、中枢起源説、情動二要因説、認知的評価説、感情優先説の順に提唱されてきた。
 ジェームズ(1884)が情動の末梢起源説を唱えたのは、ヴントがライプチヒ大学に心理学実験室を創設した1879年の5年後である。末梢起源説によると、刺激を知覚した結果身体反応が起こり、それが知覚されて情動が起こる。末梢起源説を子どもが節分の鬼に出会った場合に例えると、子どもは怖くて逃げるのではなく、鬼を見て震えたり逃げたりするときに感じる身体変化の体験を恐怖と感じる。ランゲ(1885)はジェームズと似た説を唱えたことから、まとめてジェームズ=ランゲ説と呼ぶ。
 キャノン(1927)は情動の末梢起源説を批判し、情動の中枢起源説(キャノン=バード説)を提唱した。キャノンは神経科学、生理学の視点を取り入れ、刺激の信号は視床にて情動的性質の有無を判断され、その情報が大脳の感覚皮質に送られ、情動経験が生じるとした。例えば悲しい映画を観ると、視覚...

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