佛教大学通信 教育課程での【宗教文化】合格レポートです。
設題 鎌倉仏教(諸宗)の特徴について、各祖師の主張、背景となる仏教思想、文化史的な流れなどを踏まえて論述しなさい
参考文献
末木文美士(1996)『日本仏教史―思想史としてのアプローチ』新潮文庫
平雅行(2025)『鎌倉仏教の中世』法蔵館文庫
尾藤正英(2000)『日本文化の歴史』岩波新書
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はじめに
鎌倉時代には旧仏教の腐敗と末法思想の広まり、武士階級の台頭や承久の乱などの社会混乱によって、多くの人びとが仏法に安堵を求めた。そのような時代精神のもと、平安末から鎌倉前期にかけて、新仏教と称される六つの宗派が興起した。それが浄土宗・浄土真宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗・時宗である。これらの宗派は、難解な学問や寺院建立、戒律ではなく、念仏・唱題・坐禅などの実践によって万人の救済を説き、民衆に受け入れられた。以下、各祖師の思想と背後にある仏教思想、ならびに鎌倉期の社会的要請との関連を論じ、宗派相互の関係にも言及する。
浄土宗について
浄土宗の開祖である法然は、難行・雑行をいっさい捨てて...