看護における指導技術
1.健康教育の目的
①健康の維持・促進と疾病の予防
②健康の回復
③機能障害への対応
2.学習の三原則:学習動機・学習能力・学習環境
3.指導過程のアプローチ
①健康問題の明確化→②学習ニーズの評価→③学習個別目標の設定→④教育方法の選定
→⑤評価方法の選定→⑥実施→⑦評価
4.指導法
指導は学習者のニーズや時間、環境などによって決められ、教材などの工夫によって効果的な指導ができる
個別指導
・外来、ベッドサイドなどで情報を学習者と直接やり取りする
・看護者の指導法としては最も多い
・個々人の状況、問題を把握したり、達成度を評価したりしやすい
・手技の習得など、個人の持つ問題に対して個人の条件を加味しながら具体的に指導できた時に効果が上がる
グループ(集団指導)
・母親教育、糖尿病教育、肥満教育、高血圧教育など、多数の学習者を一度に指導するときに活用され、特にグループダイナミクスを利用したグループワーク(集団援助技術)が用いられる
グループダイナミクス(集団力動)
・集団における心理的緊張や動機・欲求など、精神の...