白雪姫の真相
1.白雪姫の誕生
ある国の女王様は子供がほしいと考えているうちに、①指を針で刺してしまいました。血が数滴、雪の中へ落ちました。そして女王様は毎日子供ができるように願っていました。
それから間もなく、美しい子を授かりました。②雪のように白く、血のように赤く、黒炭のように黒い髪の少女は白雪姫と名付けられました。女王様は、この国で一番美しい人でした。ところが、白雪姫は十万倍も美しいのでした。③女王様は鏡に聞きました。 「鏡よ、鏡。この世で1番美しいのは誰だい。」
鏡の答えはこうです。 「それは白雪姫、彼女が1番美しい。」
これを聞いた女王様は、④自分こそこの国で一番美しい人でありたいと思っていましたので、我慢できません。
①指を針で刺すのは普通の正常の心理状態と言えない。自分自身で傷つける行為であるから自傷とも考えられるが、この場合何かに憎しみでもあるのだろうか。
②「黒・白・赤」は、ドイツの旗の色と同じである。興味深いところである。
③魔女でない女王様が魔法を使えるというのは奇妙である。しかし、鏡は実在し...