文章表現論・分冊2【日本大学通信教育・国文学・合格レポート・2012】

閲覧数1,682
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員2,750円 | 非会員3,300円

    資料紹介

    課題内容
    文芸評論家の書いた説得や説明を主眼とする評論を取り上げ、その主題・方法・特質などについて説明しなさい。

    なお、当方、2013年採用の教員採用試験に合格しました。お買い上げいただいた方でご希望であれば、簡単にではありますが、採用試験におけるアドバイスもさせていただきます。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    イヴァン・イリイチ著の「貧困の現代化」を取り上げる。この評論の題材は、題名を見ればわかるように社会現象に関すること特に現代社会の特異性のあるものである。そして、それをあらゆる手法に伴った外観的方法によって分析解説している。なお、ここでの貧困とは、今日の日本でも発生している経済や生活におけるそれだけでなく、価値や文化の貧困という意味も強い。そして、現代社会で急速に進む市場化に伴い、民族性が異端と考えられるようになったことから失われはじめ、結果、文化が形骸化している状況を、イリイチは述べている。
    三段落での構成になっているこの評論は、
    説得を意図する文章における構成法を行っており、さらに具体的に言えば、序論・本論・結論という最も基本的で安定した展開が得られる三段構成法の一つで描かれている。
    一段落目の序論部分では、まず、昔から今日にかけての社会の変化を述べている。アメリカのケネディ大統領が進歩のための同盟を結んだ一九六〇年前後のころはローカルな仕事や生き方が成立していたが、作品が描かれた一九八〇年前後ではそれらはグローバル ものに吸収され、それに生活の支柱だった   
    は路頭に迷ってしまっ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。