道徳教育の研究のレポートです。
第1設題「生きる力の育成と道徳教育に「ついて述べよ」について記述しています。
A判定をいただき、道徳教育の本質をよく理解している、という評価をいただきました。
レポートの参考にしていただけるとありがたいです。
生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。
まず生きる力ということについて記述していく。生きる力とは、以下の三つの能力からなる全人的な力のことである。
自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する能力。
自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心なで、豊かな人間性。
たくましく生きるための健康や体力。
これが文部科学省の定義する生きる力の内容である。つまり生きる力とは、確かな学力・豊かな人間性・健康や体力という三つの能力からできているということがわかる。
では実際に生きる力とは現実世界においてどのようなものなのであろうか。人間が生きていくということは、生物学的な生命、社会的な生活、道徳的・人格的・宗教的な命という三次元から生きていくということである。この三つの次元が相互に関連しながら人としての一つの人生を形成し、これが一生、生涯と言われるものである。生命というものは言うまでもなく生物が存在するためのかけがえのない命である。また、生活というものは人間が生きていく中で避けては通れないものであり、我々は社会の一員と...