教育の思想のレポートです。
隠者の夕暮の内容を理解するのに苦労しましたが、「上手くまとまっています」との評価をいただきました。
ご参考になれば幸いです。
教育の思想
ペスタロッチ(Pestalozzi, Johann Heinrich 1746 -1827)はスイスの教育家であり、「民衆教育の父」と言われる人物である。チューリッヒに生まれ、父とは幼い頃に死別、母や兄妹との母子家庭となった。しかし、母親の愛情に包まれて育ち、プロテスタントの牧師であった祖父の影響を受け、のちに愛・感謝・信頼などを大切にした「家庭の精神的雰囲気」で子どもたちを教育した。
彼は大学を卒業後、政治団体に入ったが、その仲間たちとともに政治批判文書を公表し、禁固刑に処せられた。今度はチューリッヒ郊外にあるノイホーフで農園経営に乗り出したものの失敗に終わった。 その後、1774年にこの農園の跡地に、近くに住んでいる貧しくて教育を受けることができない子どもたちのための学校を開設した。これが彼の貧児教育の原点である。ここで彼は子どもたちに労働体験をさせ、彼らの自立を助けることも教育の一環として行った。しかし、この学校は経営がうまくいかず約6年で閉鎖となった。彼の著書である『隠者の夕暮れ』は、このノイホーフの学校...