経営の基礎 レポート
テイラーの科学的管理法について述べる。
テイラーは労働者が、組織的怠業により達成できる生産高の3分の1しか生産していないと思ったことから、単純出来高制度から出来高制度への改善を提案した。そして、一日の標準作業量を決めるために時間研究と動作研究を行った。この研究により、それぞれの作業に要する最短時間や最も作業量の多い場合などが発見され、それぞれの職種ごとで最も能率的な作業手順が発見されたことから一日の標準作業量が決められた。
テイラーは工員が一定の課業を示されることにより初めて最大の成果を出すものと考えていた。また、強調した管理は仕事に関する責任を工員に任せたり、自ら最善と考えるやり方でやるという管理ではなく、管理者が工員を援助指導し、結果に対する責任を負うべきであるというものである。ここに各人は一日の課業として十分にして細部まで明確な作業標準量を明示される、という管理の原理が提起される。更に労働者が確実に課業を達成できるように、標準化した条件と用具をそろえなければならないという原理も加わる。
更なる原理は、課業を達成した工員はたくさんの成功報酬を得、達成できなかっ...