経営の応用レポート
組織のコンティンジェンシー理論について述べる。
従来の組織理論は明示的ではなかったが、あらゆる状況に適用できる組織化の唯一最善策を求めてきた。しかし、環境が異なれば組織化の方法も異なるのではないかとのP.R.ローレンスとJ.W.ローシュの疑問は、その研究成果などが発表されるにつれて高まった。ローレンスとローシュは、組織を環境に対してオープンなシステムとし、「プラスチック産業」、「容器産業」、「食品産業」の3産業について、職能部門間の分化と統合の状態を明らかにすることによって、疑問を解決しようと調査研究した。それら各産業の企業は少なくとも研究開発部門、生産部門、販売部門の3部...