心理学研究法は、何らかの方法を使ってデータを集め、それを統計的手法で分析することである。どのような調査方法を使うのかは、その研究目的・研究領域により違ってくる。以下に、面接法と質問紙調査法について述べる。
(1)面接法〜研究者が回答者に直接会って、回答を得る方法である。双方向のコミュニケーションをしながら、データを収集できるため、質問紙調査法では得られない深い情報や、対象者の意識や経験の全体をデータとして得ることができる。また、断片的になっていた対象者の意識・経験を全体として捉えることが可能であり、予想できなかった新たな洞察が得られる、全体的に質の良い情報を得ることができる方法である。
面接法は、以下の種類がある。
?構造化面接〜あらかじめ質問事項を決めて話を進める。診断面接など。
?半構造化面接〜質問領域は準備するが、質問の言葉や順序は面接の流れによって変化する。各種心理アセスメント。随時質問事項を加えていく
?非構造化面接〜質問事項は事前に用意せずに、質問内容や話題は面接の流れによって決める。心理療法としての面接。自由な話の中から理解をしていく。
このように、面接場面や面接の手続きは、標準化されており、個人よりも集団の特徴把握に焦点が置かれている。面接の対象者は、目的に応じて個人や集団など変化する。
心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。
心理学研究法は、何らかの方法を使ってデータを集め、それを統計的手法で分析することである。どのような調査方法を使うのかは、その研究目的・研究領域により違ってくる。以下に、面接法と質問紙調査法について述べる。
(1)面接法~研究者が回答者に直接会って、回答を得る方法である。双方向のコミュニケーションをしながら、データを収集できるため、質問紙調査法では得られない深い情報や、対象者の意識や経験の全体をデータとして得ることができる。また、断片的になっていた対象者の意識・経験を全体として捉えることが可能であり、予想できなかった新たな洞察が得られる、全体的に質の良い情報を得ることができる方法である。
面接法は、以下の種類がある。
①構造化面接~あらかじめ質問事項を決めて話を進める。診断面接など。
②半構造化面接~質問領域は準備するが、質問の言葉や順序は面接の流れによって変化する。各種心理アセスメント。随時質問事項を加えていく
③非構造化面接~質問事項は事前に用意せずに、質問内容や話題は面接の流れによって決める。心理療法としての面接。自由な...