紅衛兵旋風-教育と洗脳の違い-

閲覧数1,462
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    課題 「紅衛兵旋風」を読み、「教育と洗脳」について考察し、両者の共通点と相違点について述べよ。の問いに、教育と洗脳の違いを、全人教育の視点から考察してみました。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    課題 「紅衛兵旋風」を読み、「教育と洗脳」について考察し、両者の共通点と相違点について述べよ。
     はじめに、今日まで私は、「教育と洗脳」の違いを意識して生活していなかった。ただオウム真理教の事件や近年のイスラム原理主義を標榜する人たちによる自爆テロの報道に接し、なぜ子どもや市民を巻き込み、多数の犠牲を払ってまで残虐な行為に及ぶのか。人として、どうしてそんなことができるのか。と疑問を持っていた。
     教育と洗脳。大変区別をつけづらい問題である。なぜならば、多くが重なることにある。しかし、この2つには、全人教育の面から光を当てれば、根本的な違いが浮き上がってくる。ルソーは教育について、理想的な人間をつくり上げることこそが教育の目指すところで、理想的な人間は教育の結果として生み出されるとし、子どもはもっぱら自然的な情念しか持たない前社会的な存在として捉えている。理性というものは子ども期の教育に必要なものではなく、自然に情念を抑制するのは理性ではなく、物理的な力である。子どもが必要以上に欲しがって泣く時、それを抑制するのは理性的な説得ではなく、存在しないことを知る。どんなに泣いても得られない事実...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。