英語科教育法Ⅱの合格レポートです。
「課題1,2ともに特徴が比較、説明されています」との評価をいただきました。
ご参考になれば幸いです。
英語科教育法Ⅱ
1.コミュニカティブ・アプローチ(Communicative Approach)とは、1970年代初頭に誕生した言語教授法のひとつである。ある状況下(どのような場面で、誰に、何をなど)で適切な表現を用いてコミュニケーションができるようになることを目的としたものである。この教授法誕生の背景には、アメリカのミシガン大学教授であったフリーズ(C.C.Fries)が提唱し、1965年から日本で用いられるようになったオーラル・アプローチ(Oral Approach)への批判がある。
コミュニカティブ・アプローチは前述の通り、コミュニケーション能力の向上を目的とし、教師が一方的に学習者に対して指導するのではなく、ロール・プレイ、インフォメーション・ギャップ、問題解決などの練習をペアやグループで行う教室活動を中心に、実際のコミュニケーションと同じような練習を行いながら、学習者の自由な発話の機会を増やすようにしている。一方、オーラル・アプローチは言語の習得は習慣となることによって得られると考えに基づいている。学習者がミ...